ネクタイをモチーフにするロゴマークの特徴


ロゴマークにはエンブレムと呼ばれるシンボルを用いて作成するのが一般的です。ロゴマークのエンブレムのモチーフを何にするかによって、見た人に与えられるイメージが大きく変わります。

ネクタイはモチーフとしてよく注目されていますが、どのような特徴があるのでしょうか。この記事ではネクタイのロゴマークの特徴や使い方のポイントを紹介します。

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ネクタイのロゴマークを生かせる業種

ロゴマークはブランディングに用いられるのが一般的です。ネクタイのロゴマークを企業ロゴや製品ロゴにするのに適している業種についてまずは確認しておきましょう。ネクタイを製造しているメーカーやネクタイのデザインをしているデザイナーならロゴマークとして適しています。

特にネクタイに特化して強みにしているメーカーやデザイナーならモチーフとしてうってつけでしょう。しかし、必ずしもネクタイの取り扱いがメインではなくても、ファッション系の業種であればネクタイをモチーフとして生かせます。

ネクタイはメンズファッションとして欠かせないものの一つだからです。特にビジネスシーンでは重要なアイテムなので、フォーマルなメンズファッションを取り扱っているならロゴマークに活用できます。スーツなどの紳士服のメーカーはネクタイをロゴマークとして生かしやすいでしょう。

テイラーメードのビジネススーツを取り扱っている場合にもネクタイをモチーフにするのは魅力的な候補です。また、紳士服の販売店や卸売店、修繕店などもネクタイを使ってロゴを作るとイメージが伝わりやすいでしょう。

このような際にはスーツやワイシャツなどもモチーフにできますが、ネクタイとはまた違う印象を与えることになる点は念頭に置いておく必要があります。ネクタイは紳士やビジネスのイメージを与えやすいことから、紳士向けのサービスやビジネス関係のサービスを提供している業種でも活用できます。

例えば、紳士向けの理容室、ビジネスアイテムの総合ショップなどもネクタイをモチーフにするとイメージを持ってもらいやすいでしょう。

単身者向けのマンスリーマンションの仲介サービスや、ビジネススキルを磨くためのセミナーサービスなどでもネクタイのイメージを生かせます。

このようにネクタイのロゴマークを生かせる業種は広いので、関連性があるという印象があるなら積極的に活用しましょう。

ネクタイの種類を検討しよう

ネクタイのロゴマークを生かしてブランディングをしたいと思ったときには、まずネクタイの種類を検討しましょう。ネクタイにはレギュラータイだけでなく、蝶ネクタイもあります。細かく見ていくとナロータイなどの種類もありますが、ロゴマークの中でわかりやすく表現するのは難しいでしょう。

大まかなデザインの違いをまずは考え、縦長のレギュラータイにするか、リボン型の蝶ネクタイにするかを決めるのが適切です。ロゴマークではどのようにデザインを変更するのも自由なので、例えばレギュラータイでも幅広にしてもナローにしても問題ありません。

その表現の仕方によって与えられる印象が変わります。ネクタイの種類を検討するときには大まかにフォーマル、セミフォーマル、カジュアルのどれにするかを考えるのも重要です。フォーマルなら黒の無地が典型的ですが、結婚式などを想定するなら白一色にもできます。

カジュアルにするならネクタイの中にさらにデザインを入れることも考えた方が良いでしょう。どのくらいのフォーマルさかによってネクタイのデザインの幅に大きな違いが生じます。ターゲットにしている顧客層を考えて決めると、ブランディング効果が上がりやすいでしょう。

ネクタイと合わせるアイテムを検討しよう

ロゴマークに使うモチーフは一つだけとは限りません。ネクタイをメインにする場合には合わせるアイテムを検討するのが大切です。ネクタイだけでももちろんロゴマークにできますが、スーツやワイシャツ、帽子や靴などと組み合わせることもできます。

紳士服というイメージを強めるにはスーツを組み合わせるのが効果的でしょう。ビジネス関係のサービスならビジネスシューズと合わせたり、財布を一緒に入れたりする方法もあります。あまり多くのアイテムを盛り込むと、ごちゃごちゃとしてしまって記憶に留まりにくくなるので注意は必要です。

目安としては1つから3つくらいの組み合わせでロゴマークに入れるアイテムを決めましょう。

色とデザインを決定しよう

ネクタイのロゴマークでは色や形状による印象の違いが大きいので綿密に考えて決めましょう。カジュアルかフォーマルかという点との兼ね合いも大きいポイントです。フォーマルさを出したいときには黒や灰色、紺色や白などが適していますが、カジュアルな場合には明るい色を選んだ方がイメージが伝わりやすくなります。

形状についても同様で、細めのレギュラータイにするとフォーマルな印象を受けやすい傾向があります。標準的な形から離れていくとカジュアルさが増すと覚えておくと良いでしょう。ブランドカラーがあるのなら取り入れるのも重要なポイントです。

ただ、ネクタイにブランドカラーを使用するのか、他の部分に使うのかは慎重に考えた方が良いでしょう。ブランドカラーとネクタイのイメージがマッチしていないと良い印象を与えられないからです。背景色としてブランドカラーを使用したり、文字をブランドカラーにしたりするなどの工夫をしましょう。

文字の入れ方を吟味しよう

ロゴマークにはブランド名などの文字を入れるのが一般的です。ネクタイのロゴマークを作るときには文字の入れ方をよく考えましょう。シンプルにエンブレムと文字をそれぞれデザインして組み合わせることもできます。しかし、ネクタイを使って文字にしてしまうこともできるでしょう。

ネクタイの中に文字を入れる方法もあるなど、文字の入れ方はさまざまです。特にカジュアルな印象を与えたい場合にはエンブレムと文字を融合させるのが効果的なので検討してみましょう。

ネクタイは紳士やビジネスに関連するならロゴマークに使える

ネクタイのモチーフは紳士やビジネスという印象を与えられるため、メンズファッションだけでなくビジネス関連の業種でもロゴマークに活用できます。ネクタイの種類や色、形状は印象を大きく変えるポイントです。どのようなターゲットを狙ってブランディングをしていきたいかを考えて、ネクタイの特徴を生かしたロゴマークを作りましょう。